2009年4月15日水曜日

温暖化 今世紀末の被害予測


21世紀末の日本では1990年に比べて気温が3・3度上昇し、猛暑のため「熱ストレス」で心臓や肺に病気を抱える人が体調を悪化させるなどして死亡する危険は、1990年の3・7倍になり、洪水による浸水被害額が年8・7兆円増えるとの内容です。


短い記事で情報が十分でありませんが、もし地球の平均気温が3・3度上昇することになれば(当然、日本だけではない)、南極や北極の氷とか水資源など地球環境をトータルで考えた時、単に日本人が「熱ストレス」で死亡する危険性を心配するレベルでよいのでしょうか?

研究者の皆さん、研究成果の報告だけで終わらせるつもりなのでしょうか?

研究者としてのプライドや使命感は存在するのでしょうか・・・・。

国民の意見とは、誰の意見で、何のために国民の意見を聴くのか全く見えません。

支離滅裂!私たちの子孫が生存できるかどうかの話ではないでしょうか!

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≪ 温暖化放置なら猛暑死の危険3・7倍?…今世紀末の被害予測 ≫
YOMIURI ONLINE 読売新聞2009年4月14日
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090414-OYT1T01052.htm

「 世界中で温暖化対策が全く講じられなければ、21世紀末の日本では、猛暑で死亡する危険が3・7倍となり、洪水による浸水被害額が年8・7兆円増える――そんな深刻な被害予測を国立環境研究所や茨城大など国内14の研究機関がまとめ、14日開かれた政府の中期目標検討委員会(座長=福井俊彦・前日銀総裁)に報告した。

 予測は、〈1〉世界中で対策が取られず、1990年に比べて気温が3・3度上昇〈2〉一定の対策を進めて2・2度上昇〈3〉対策を強化して温度上昇を1・6度にとどめる――の3ケースを想定。2090年代に、気温上昇に伴って起きる洪水被害や森林の植生の変化などを分析した。堤防設置などの被害防止策は取られないことを前提としている。

 それによると、気温上昇で豪雨の頻度が増すため、洪水の浸水面積が増大し、〈1〉~〈3〉のケースでそれぞれ、建物や農作物などの被害額は最大で年間8・7兆~6・4兆円増えるとした。暑さによる「熱ストレス」で心臓や肺に病気を抱える人が体調を悪化させるなどして死亡する危険は、1990年の3・7~2・1倍になるとしている。

 対策を強化して温度上昇を抑えた〈3〉のケースでも一定の悪影響は避けられないとの結果となった。

 2005年の大気中の温室効果ガスの濃度は375ppmで、産業革命以降は上昇傾向にある。世界の科学者で作る「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、〈3〉のケースにまで温度上昇を抑えるには、2050年時点での世界全体の二酸化炭素排出量を2000年に比べて50~85%削減する必要があるとしている。

 同委員会では、日本が20年頃までにどのくらいの温室効果ガス削減を目指すべきかの中期目標について、1990年に比べて4%増~25%減とする6案と、今回の予測結果や経済影響などについて公表し、今週中に国民の意見を募集する手続きに入る。今月20日から全国5か所で国民の意見を聞く会合を開き、6月に政府としての中期目標を決める。

(2009年4月14日23時21分 読売新聞)


                              以上

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