2008年10月22日水曜日

続 中国製ピザ生地の材料 全脂粉乳を使用

昨日は中国製ピザ生地へのメラミン混入原因である材料を推測しましたが、以下の記事に詳しい情報があり、生地には脂粉乳が使われていたようでした。
ファミレス「サイゼリア」は、品質・商品管理をする仕組みがほとんど機能していなかったように見えます。
今回の事件は食を扱う企業としてあたりまえの事が出来ていなかったために発生し、社会から大きな打撃を受けました。今から考えれば絶対に起こり得ない事件でした。
他の企業もこの事件を教訓とし、消費者へ食の安心・安全を提供して欲しいものです。

≪ なぜか中国産…サイゼリヤのピザからメラミン ≫
Sponichi Annex スポニチ 2008年10月21日
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/10/21/01.html

「 イタリア料理のファミリーレストランチェーン大手「サイゼリヤ」が20日、東日本の15都道県の店舗で客に出したピザ生地に化学物質「メラミン」が混入していたことを公表した。ピザ生地は中国製で、製造時に混入したとみられる。中国製食品のメラミン混入が、外食店のメニューから確認されたのは初めて。
 サイゼリヤは低価格のメニューをそろえ、若者に「サイゼ」の愛称で人気。ピザは「マルゲリータピザ」(399円)、「熟成生ハムピザ」(609円)など5種類ある。
 メラミンが混入していたのは中国・広東省の「城速凍食品有限公司で製造された約4万8000枚分(5・7トン)の冷凍のピザ生地。生地を作る際に使う全脂粉乳に含まれていたとみられる。食品会社「ザ・ベスト創食」(東京都大田区)が先月輸入し、すべてサイゼリヤの神奈川工場に納入。今月1日から2日にかけ、北海道・東北・関東地方の15都道県、542店舗で客に提供し、すべて消費されているという。
 サイゼリヤは厚生労働省の指示で民間検査機関の日本食品分析センター(東京)に検査を依頼。生地の一部からメラミン4・3ppmが検出された。ピザ1枚に換算すると1日の摂取許容量の約60分の1にあたる。微量のため健康への影響はなく、現時点で被害報告はないという。3日以降は、粉乳を使用しないピザ生地に切り替えている。
 厚労省は保健所を通じて17日に混入の報告を受けた。自主回収の基準値を超えていたため、通常ならば回収を命じるが、全量が消費済みのため、厚労省は「今後どういう対応をとるか検討中」としている。
 また、「金城速凍食品有限公司の製品では、5月に大手商社兼松が輸入した「マカオッグタルト」からメラミンを検出。厚労省は同社の食品を輸入した業者がほかにないか調査している。
 サイゼリヤは自社サイト上に「お客さまに多大なご迷惑、ご心配をおかけした」などとするおわび文を掲載。同サイトでは各メニューの原産地を公開しているが、ピザの原料に中国産の記載はない。
 さいたま市の店舗を友達と一緒に利用した女子短大生(19)は「友達とのおしゃべりによく使う店なので心配です」と驚いた様子だった。 」  [ 2008年10月21日 ]

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