2008年12月18日木曜日

ここまで言うか・・・業者の説明  タケノコ水煮偽装表示


昨日のブログで、JAS(日本農林規格)法に違反した業者に対する改善指示や業者名公表の基準を定めた指針を見直す方針を決めたことへのコメントを書きましたが・・・・・。

ここ2-3日新聞紙上を賑わしていたタケノコ水煮の偽装表示事件ですが、今日の記事に業者の言い分(説明)が載っていました。
「中国産であっても、品質調査や不良品検査などの加工を国内で行えば、国産表示ができるという間違った認識があった」と説明しているそうです。 想定問答?

随分舐められたものです。JAS法ではせいぜい改善指示業者名公表が限度です。業者名の公表がようやく制度化されようとしています。

善良ぶれば、『私たちは法律を守ろうといつも努力していますが、このタケノコは制度を誤って解釈(誤認識)し現在までそれを信じて表示をしてきました。善良な一企業です、全く悪意はありません。ご指摘を頂きましたので、明日からすぐ改善します・・・。』でしょうか。

許しがたいではありませんか、刑事事件として立件し、厳しく取り締まりをして欲しいものです。

また、消費者は公表された業者の商品購入は、事件の情報を集め判断しクールに行動をとるようにしたいと思いませんか。

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≪ 15社にも「国産」と偽り販売 熊本のタケノコ加工会社 ≫
asahi.com 朝日新聞 2008年12月18日14時23分
http://www.asahi.com/national/update/1217/SEB200812170019.html

「 愛知県一宮市の食品加工会社「たけ乃(の)子屋」(森嘉仁社長)が中国産のタケノコ水煮を国産と偽って販売した問題で、自社の従業員を生産農家としてパッケージ写真に登場させるなどの協力をしていた熊本市の食品加工会社「熊本罐詰(かんづめ)」(都五雄社長)が、熊本県などの調査に「中国産タケノコを、たけ乃子屋以外の事情を知らない15社にも国産として販売した」「産地偽装は98年ごろからしていた」と話していたことがわかった。

 熊本、愛知両県警は、両社の偽装行為が不正競争防止法違反にあたる疑いがあるとみて捜査する方針だ。熊本県も、熊本罐詰によるタケノコ産地偽装が常態化していた可能性が強いとみて、来年1月16日までに改善策や再発防止策を記した報告書を同社に提出させ、検証を進める。

 熊本県食の安全・消費生活課によると、熊本罐詰は今年4~11月、たけ乃子屋から約201トン、それ以外の県外4社から約688トンの中国産タケノコを仕入れ、たけ乃子屋へ約154トン、それ以外の県外15社に約427トンを「国産」として販売した。たけ乃子屋以外の15社には、実際は中国産だとは知らせていなかったという。

 県などの調査に熊本罐詰は「国産の水煮が欲しいという取引業者の求めに応じ、表示偽装は98年ごろからやっている」と答え、今回の表示偽装については、約30年来の取引があるたけ乃子屋側から06年6月に持ちかけられたと説明しているという。

 熊本罐詰の常務取締役、安井建輔営業部長は、取材に対し「中国産であっても、品質調査や不良品検査などの加工を国内で行えば、国産表示ができるという間違った認識があった」と説明している。 」

                                    以上


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