2008年12月30日火曜日

バイオ燃料 コーヒーの残りかす


バイオ燃料の話です。

バイオ燃料として今注目されているのが、バイオ燃料用とうもろこしです。
米国の農家では投資として食料用穀物の栽培から、燃料用とうもろこしに転作するというニュースが一時流れていました。
飢餓で苦しむ人々が世界の中にいるのに・・・、全く人間は傲慢な生き物と思います。

今日は、コーヒーの出涸らしから作るバイオ燃料の話です。

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≪ コーヒーの残りかすからバイオ燃料 米大学が実験 ≫
asahi.com 朝日新聞2008年12月29日
http://www.asahi.com/science/update/1220/TKY200812200169.html

「 コーヒーの残りかすから作ったディーゼルエンジン用のバイオ燃料=米ネバダ大提供
 【ワシントン=勝田敏彦】米ネバダ大の研究チームが、コーヒーを入れた残りかすからディーゼルエンジン用のバイオ燃料を安く作れることを実験で示し、米化学会の専門誌に発表した。燃料はコーヒーの香りがするという。

 チームは、コーヒーの残りかすに、まだ15%程度の油脂が含まれていることに着目。地元のスターバックスコーヒーから仕入れた残りかすを乾燥し、有機溶媒で油脂を取り出した。バイオ燃料をつくる標準的な反応で、ディーゼルエンジン用燃料になることがわかった。

 油脂から燃料への変換効率は100%だといい、世界中で毎年出る約700万トンのコーヒーの残りかすを集めれば、約13億リットルのバイオディーゼル燃料を作れるという。植物油などからつくるバイオディーゼル燃料の生産量は、10年までに約120億リットル程度に達すると見込まれており、その約1割に相当する。1年以内に小規模な実験プラントを建設する計画だという。

 大量に出るコーヒーの残りかすは、あまり使い道がなく、現在は土壌改良剤ぐらいにしか使われていない。

 米紙ニューヨーク・タイムズによるとチームは、飲み忘れて一晩放置されていたコーヒーの表面に油が浮いているのを見て研究を思いついたという。 」
朝日新聞 2008年12月29日17時6分



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