2009年2月16日月曜日

タラノメ栽培 高齢者に 福井から


てんぷらが美味しいタラノメのお話です。

ブログで農家の高齢化や放置された休耕田の増加の問題を取り上げてきましたが、今日は福井から冬の農閑期に栽培できる作物を作ろうと、春の山菜「タラノメ」の栽培に取り組んでいる記事です。

「タラノメ」の栽培は、休耕田や井戸水の供給などの条件が整えば力仕事は必要ないことのことです

高齢者の冬場の仕事に最適」と期待されているとのことでした。

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≪ 冬場の農閑期にタラノメ栽培 「高齢者の仕事にいかが」福井≫
CHUNICHI Web 中日新聞2009年2月16日
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20090216/CK2009021602000006.html

「 冬の農閑期に栽培できる作物を作ろうと、永平寺町轟(どめき)の農家、松倉正彦さん(65)が春の山菜「タラノメ」の栽培に取り組んでいる。休耕田や井戸水の供給などの条件が整えば力仕事は必要ないことを理由に、「高齢者の冬場の仕事に最適」と県内での広がりを期待している。

 「冬場に育てられる作物はないか」と探していた松倉さんは5年ほど前から、タラノメに着目。家にわき出る井戸水を利用できるうえ、寒冷な気候条件に合った作物として、東北地方などで作られていたものだった。

 休耕田でタラノキを育て、芽が出る個所ごとに切って、水に漬けて発芽させる。冬場に寒さを経験させたタラノキを水温が常時13度の井戸水に漬けることで、春の温度と“勘違い”した木が芽を出す仕組みだ。

 一昨年からはハウス内に設備を整え、1000平方メートルの休耕田で育てたタラノキから切った約600本を試験的に栽培している。水温や外気温を測定し、県内での栽培に適した環境を調べてきた。「室温を過剰に上げないなど、人間が手を掛けるぎりぎりで育てるのが一番」との結論に達した。

 松倉さんは「県内で栽培する人は少ないと聞く。市場や料理屋などで需要が多い作物だし、冬場の農作業が一段落する時に取り組んでみては」と勧める。自身が副組合長を務める集落営農組合でも「みんなで取り組んでいけたら」と語った。 (藤共生)  」

中日新聞2009年2月16日

                                                 以上

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