2009年1月4日日曜日

戻った庶民感覚 2009年初売り商戦


この年末年始は名古屋ですごしましたが、比較的穏やかでよいお天気か続きました。
お天気には恵まれたのですが、私を含めた一般庶民の財布の紐はいつもとは違い少々堅目と感じました。
百年に一度の経済不況下、現在の庶民感覚を端的に表した記事がありましたので紹介します。

現在の世界の枠組みの中で、今後、私たちは安くて、美味しく、安全・安心な食の安定した確保が継続してできるのでしょうか・・・。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
≪ ブランド品より「野菜詰め放題」…初売り商戦、実用志向強く ≫
YOMIURI ONLINE 読売新聞2009年1月4日
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090104-OYT1T00342.htm

初売りで福袋を求める人でにぎわうデパート(2日午前、西武百貨店池袋本店で)=竹田津敦史撮影 2009年の初売り商戦は、景気後退色が強まる中、消費者の生活防衛意識が浮き彫りになった。

 百貨店やスーパーの福袋の売れ筋は例年と様変わりし、食料品や肌着など実用品に集中した。高額商品でも金の置物などは売れ残り、正月とはいえ、無駄な出費が許されない家計の様子がうかがえた。

 東京・池袋の西武百貨店では約1100種類の福袋を用意したが、意外なヒットとなったのが「野菜詰め放題福袋」だ。野菜約10キロが入るエコバッグにニンジン、ジャガイモ、タマネギを山盛りに詰め、メロン1個のおまけ付きで2009円。初売り初日の2日午前中に完売した。

 ほかの百貨店でも、開店前に行列を作った客が、食品フロアになだれ込む光景が見られた。大丸東京店では、缶詰や菓子など日持ちする食料品を詰めた福袋を1000円で販売、1000個が約1時間で売り切れた。

 食品以外でも消費者の実用志向は強く、売れ筋は靴下やタオルなど日用品に集中した。そごう横浜店では、通常は値引きしない化粧品の福袋が相次いで完売。イトーヨーカ堂でも、肌着や子供服など実用の衣料が好調だった。ただ、初売り全体の売り上げは百貨店、スーパーともに伸び悩んだ。

 実用志向は高額商品の売れ行きにも反映された。恒例の干支(えと)をかたどった金の置物などを用意したが、売れ残りに。一方で、日本橋三越が2625万円で販売した省エネ新築住宅(土地は含まず)には6件の応募があった。住宅メーカーで購入するより2、3割安いという。

 銀座松屋の子ども用ゴルフセット福袋(2万5000円)も10袋が即日完売。わが子を石川遼君に育てたい親の「夢」と「実利」を刺激したようだ。(経済部 滝沢聡)

(2009年1月4日19時46分 読売新聞)

                                                    以上

0 件のコメント: