2008年11月9日日曜日

冷凍野菜を国産と偽装  言い訳も馬鹿げている

またJAS法違反で改善の指示だけとは・・・。
この企業には『今年5月に冷凍野菜の産地偽装事件で長崎県警に逮捕され、有罪判決を受けたニチエイ食品工業(長崎県島原市)の実質的経営者が勤務していた』との事である。
現在のJAS法のように甘い処罰では、悪意を持った人間に対しては何も歯止めとはなっていません。一つの企業でこのJAS法により2回改善命令を受け、その後3回目に処分を受けたと同時にその企業を解散整理すれば実質ペナルティーは機能しません。
悪徳業者にとり、やり得な法制度に我々は生命の安全を託しています。
消費者はもっと厳しい目を持って悪徳業者に対応していくべきです。
早い話、「うお宅の製品は絶対に買わない!」
消費者が正義の鉄拳を振るうべきです!

また、冷凍野菜商品の製造を委託し、偽装を見逃し商品を流通させてきたマルハニチロ食品の問題点はなかったのでしょうか? 単に下請け業者に騙されただけでしょうか?やはり大手食品メーカーとしてやるべきことがあったのではないでしょか・・・!


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≪ 冷凍野菜を国産と偽装、東京の加工会社 大手も委託 ≫
asahi.com 朝日新聞 2008年11月9日3時2分
http://www.asahi.com/special/071031/TKY200811080154.html

「 食品加工中堅のャセイ食品(東京)が、中国産の冷凍野菜を国産と偽って販売していたことが、朝日新聞社の調べでわかった。同社は、生活協同組合や学校給食向けの商品を製造しているほか、ルハニチロ食品(東京)の冷凍野菜商品の製造委託なども受けており、産地偽装された一部商品が流通した可能性が高い。農林水産省も調査しており、近くAS法違反キャセイ食品に改善を指示する。
 偽装の舞台は、長崎県南島原市にある同社の長崎工場。同社役員によると、同社は地元を中心に約160軒の契約農家から国産野菜を仕入れ、冷凍加工して出荷。しかし、01年ごろから、国産と国産の冷凍野菜を混ぜ、「国産」「九州産」として出荷していた。商品としてはサトイモやインゲン、ブロッコリー、カリフラワー、オクラなどがあるという。
 同社は約300社と取引がある。水産最大手のマルハニチロホールディングス(HD)によると、キャセイ食品との取引は90年ごろに始まり、長崎工場へはマルハニチロ食品の冷凍野菜11商品の製造を委託。キャセイ食品に国産を使うよう指定していたが、中国産野菜を使った豚汁の具材など一部商品が「国産」として全国で売られた可能性が高いとみられている。
 マルハニチロ食品は現在、11商品の出荷を止めているが、マルハニチロHDの広報IR部は「現時点で偽装があったと確認できていない」として自主回収はしていない。
 キャセイ食品は68年に創業した中堅企業で、栃木工場では調味料を製造。97年に操業を始めた長崎工場では、今年5月に冷凍野菜の産地偽装事件で長崎県警にされ、有罪判決を受けたニチエイ食品工業(長崎県島原市)実質的経営者が勤務していた。
 キャセイ食品の役員の一人は「原料不足を補うためだった。国産野菜の原料費が高くなったうえ、会社が経営的に苦しい状態で、費者の国産志向にも応えたかった」と説明している。(安倍龍太郎、歌野清一郎) 」


                                                   以上

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