2009年3月19日木曜日

「疑似患畜」ウズラ約67万羽を殺処分 豊橋市


言葉も出ません。


さらに67万羽のウズラが殺処分されるそうです。

農場を監視状態に置くこと』の選択肢はなかったのでしょうか、今後も殺処分を続けていくのでしょうか。

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≪ 鳥インフル 豊橋の感染源 複数か ≫
YOMIURI ONLINE 読売新聞2009年3月19日
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/090319_5.htm

「  農水省チーム ウイルス遺伝子分析

 愛知県豊橋市のウズラ農場で発生した鳥インフルエンザ問題で、発生農場の直接の感染源が少なくとも2か所ある可能性が高いことが18日、農林水産省の疫学調査チームの遺伝子分析でわかった。

 関係者によると、これまで3か所のウズラ農場から、弱毒性の「H7N6型」の鳥インフルエンザウイルスが見つかっているが、同チームが1例目と2例目のウイルスの遺伝子の塩基配列を比較したところ、一致したのは約96%だった。

 ウイルスは塩基配列が99%以上一致すると、親子、きょうだいの関係とされるという。岡山県や宮崎県、韓国などで過去に見つかった鳥インフルエンザウイルスはいずれも99%以上の塩基配列が一致している。

 当初、限られた豊橋地域でウイルスが見つかったため、1例目から2例目に直接感染したり、特定の感染源からうつったりしたとみられていたが、塩基配列の一致が約96%だったことで、同チームは、発生農場の直接の感染源が少なくとも二つあり、一時期、二つの感染ルートが存在したとみている。

H7型抗体新たに陽性 ウズラ67万羽を処分へ

 愛知県は18日、鳥インフルエンザの血清抗体検査で陽性反応が出ていた豊橋市のウズラ農場4戸のうち、同市西七根町の1戸でH7型ウイルスの抗体検査をした結果、陽性反応が出たと発表した。ウイルスは検出されていない。

 農水省は今月9日、ウイルスが検出されなくてもH7型の抗体が確認されれば、ウズラの殺処分か、農場を監視状態に置くとの方針を示している。このため、県は同日、同農場で飼育されているウズラ約67万羽を「疑似患畜」として殺処分することを決めた。県によると、ウズラの飼育数67万羽は国内最大規模。

 また、県は半径5キロに新たに入るウズラ農場2戸に対し、肉や卵などの移動を制限する措置を取った。血清抗体検査で陽性反応が出た残り3戸についても順次、検査する。

 一方、県は18日から、ウズラを飼育する県内すべての農場などで抗体検査やウイルス分離検査を始めた。この日は、研究用に約1700羽を飼育している県農業総合試験場(長久手町)で、ウズラの検体を採取するなどした。 」


(2009年3月19日 読売新聞)
                                  
                           
                                                 以上

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